外資系で働くということ

外資5社、日系2社で働いてきた私が、外資って実際どうなの?日系との違いは?といったことをメインに、時に関西人独特のユーモアを交えて綴ります。

外資、そこは引き継ぎがない世界

外資に長くいると当たり前になってくるのだが、外資では引き継ぎなんて殆ど無い。

 

(1) まず、前任者が退職していない

(2) 必要なドキュメントがどこにあるか分からず、探し回るのが大変

(3) 導入教育が終わったら、さあ一人でやってね

(4) 「この仕事、やったことないから出来ません」は通用しない

 

(1) 外資あるあるだが、辞める時は1month noticeかつその1か月の中に有休消化をする期間が入る。なので、誰か退職することが決まってそこから募集をかけても、新しい人が入ってくるのは前任が辞めて数か月後。代わりにその退職者の上席や同僚が一応引き継ぐが、適当にしか引き継いでないことが多い。いざ入社して、そんな人たちから引き継いでもらっても、「ないよりはマシ」レベルだ。

 

(2) 前任者が整理整頓できる人で、どこのフォルダにどのドキュメントが保存してあるか一目瞭然!なんてことは殆どない。必要なドキュメントを探すのに、社内の色んな人に聞いて手掛かりを得て、ようやく古いメールを転送してもらったり、と必要なファイルを探し出すのに数時間掛かることも。

 

(3) 中途採用で入社すると、導入教育が1-2週間あって、そのあとはすぐに一人で担当業務に取り掛かるのが基本。前職なんて、入社3日目から海外との電話会議に入れられた。。。誰も手取り足取り教えてくれないので、分からないことはとにかく自分から積極的に聞きに行く姿勢が求められる。

 

(4) 引き継ぎがなくても、同業他社で似たような業務をやっていれば、だいたいのことは出来る。しかし、今までやったことない業務をいきなりアサインされることもある。そんな時、日系だと「この仕事やったことありません」と言えば、上司や先輩社員が全面的にバックアップしたり何かしらしてくれると思う。外資の場合、「やったことない?だから何?」って感じ。やったことなくても、自分で道筋つけて仕事を進めていくのが特にマネージャークラスには求められている。必要最低限しか人を雇わないので、いちいち手取り足取り教えている暇はないのだ。

 

日系企業は比較的、引き継ぎだとか教育は手厚いと思う。その環境に慣れてしまうと外資に来ると面食らうかもしれない。

 

転職面接では、その会社では転職者がどの程度放置プレイされるのか、しっかり確認するべき。前任者は在籍してるか?いないなら、引き継ぎのドキュメントはどうなってるか?入社してからどのくらいの研修期間を経て実業務に入っていくのか?入社3か月後、半年後で求められるレベルは?等、私は逆質問タイムの時に必ず聞くようにしている。もし外資に転職される方は、同じように面接で聞いておくか、面接官以外の社員に会わせてもらって実情を聞いておくことをオススメします。

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こんな嬉しい誉め言葉はない

「ああいう人材こそ当社に必要だった。あの人を留め置けなかったことが悔やまれる。」

 

前職の同僚と飲んでいた時、前職のシニアディレクターが私のことをこんな風に言ってくれていたと聞いた。こんな嬉しい誉め言葉はないくらいだ。自分のやって来たことは間違ってなかったんだな、と思うと、平坦な人生でもなかったけど、今まで頑張ってきて良かったと思った瞬間だった。

 

前職には短い期間しか在籍しなかったが、皆がお金を出し合ってギフトを用意してくれ、笑顔で私を送り出してくれた。

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その同僚からは「まだ〇〇さん(私のこと)が会社にいるような気がするんですよね」と。他のディレクタークラスたちも「〇〇さん、また戻ってこの仕事やってくれるんじゃないかな(笑)」とか言っていた、と他の同僚からも聞いた。

 

私もこの会社のメンバーが大好きだったし、会社が嫌だからという後ろ向きな理由で辞めた訳ではなかった。だから、私もまだ半分この会社にいるような気がして、「ただいま」っていつ戻って行っても何の違和感もないくらいだ。

 

違う会社にいるけど、実はこの会社は今いる会社の取引先でもあり、困ったことがあったらいつでも手を差し伸べようと、私も思っている。

 

で、純粋に嬉しくて感涙するお言葉を頂戴したと思う一方で、一つ思った。そんなに大事な人材だったならば、どうして「あなたが必要です」ともっと言ってくれなかったのよ・・・。言ってくれてたら、私残ってたかもよ? 

 

転職を考える人の中には「自分が今いる会社で必要とされているかイマイチ分からない」という人も結構いる、とキャリアコーチをしている人から聞いたことがある。恋愛と一緒で、残って欲しい人材にはちゃんと愛情表現をしないといけないのだな、とその時も思ったものだった。

 

"Appreciation and recognition from customers, boss and co-workers."

転職面接で、「モチベーションを保つために必要なことはなんだと思う?」と聞かれると私はこう答える。 「顧客、上司、同僚(部下)から認められ、感謝されること。」

「ああ、自分は必要とされているのだな」と思えることはモチベーションUPに繋がるし、簡単な一言が、離職率を下げるカギになると思う。「君がいてくれて本当助かってるんだよ」って一言言うだけでいい。

 

日本人はこういう愛情表現が下手だ。私もうまくないけど。素晴らしい仕事をしてくれたな、ありがとうって思う時、急いでる時、瞬時に返事をくれて助かった時とかは当然ながら、機会がある毎に同僚や部下、辞めて欲しくない上司にはappreciationを示そうと思った。人を誉めない上司、「ありがとう」や「ごめんね」を言えない上司は一度考え直すべきだ。

 

さて、その嬉しいお言葉を下さったシニアディレクターとは今度サシで飲みに行く(笑)ちょっと照れ臭い。

今日は深夜に電話会議。アメリカ人ってのは…

今日は23:30から電話会議だ。
日米欧の三極でやるとだいたい、欧米のビジネスアワーを優先させられる。

ニューヨーク朝10:30 ロンドン15:30

日本(東アジア)がいつもババを引かされる。今日のメインスピーカーは中国なんで、ニューヨークがもう少し頑張って早く起きてくれたらなぁ…

こういうところにパワーバランスが出るんよね。アメリカ系の会社は特に、アジアに容赦ない。ヨーロッパ系はもうちょっと思いやりがあって、彼らの朝8時とか9時から開始してくれる。

アメリカ人ってのは、自分たちが一番なんだよなぁ。でも君ら、こんな風に揶揄されてるんだよね。

“What do you call a person who can only speak one language?” 
(1カ国語しかしゃべれない人のことを何と呼ぶと思う?)

“American.”
アメリカ人って呼ぶんだよ。)

このジョーク、実は前置きがあって…

“What is it called when someone can speak three languages?” 
“Trilingual.”

“Now what is it called when someone can speak two languages?”
“Bilingual!” 

“Now what is it called when someone can speak one language? 
“It’s called American!!”

「3カ国語しゃべれる人のことを何て呼びますか?」

トリリンガルです。」

「では、2カ国語しゃべれる人のことを何と呼びますか?」

バイリンガルです。」

と来て、最後に1ヶ国語しか喋れない人は?
アメリカン!だ。

さぁ、これから1ヶ国語しか喋れない本社と、バイリンガル以上のヨーロピアン、アジア人といざ電話会議だ。

「営業(MR)って大変そうだね!」と言われると萎える件

「営業って大変そうだよね。」昔私がMR(製薬会社の営業)やっている時、よく言われましたが、本人はそんなに大変だと思ってませんでした。逆に、そんな楽して法にも触れずに大金稼げる仕事あるなら是非紹介して欲しい。

 

営業(MR)が大変だと思われる理由を考えてみた。

 

その1.ノルマ(目標)がきつい

そりゃ、楽ではありません。でも数字って目に見える成果なので、最も公平に評価できると思ってます。

私は到底達成できないような目標数字ではなかったです。人によっては市場規模や前年の達成比率ででかい数字が下りてきて、それを達成できないことも。だからって、頑張って達成しようとしてる人はクビにはなりません。


数字さえ達成してれば、平日の昼間ちょっとサボって映画観ようが昼寝しようが何してようと文句言われませんし、私はこの自由な環境が好きでした。

 

その2.接待やゴルフで平日夜も休日もプライベートない

私がMRやってた頃はそうでした。今は厳しくなったので、接待なんて出来ません。

昔(10数年前ですが)は多いと週に数回接待が入ったり。ゴルフコンペに関しては私はたまに参加するくらいでした。接待、むしろ私は会社のお金で美味しいもの食べられてラッキー♪にくらいしか考えてませんでした。

 

その3.高いコミュニケーションスキル、プレゼンスキルが要る

あまりにコミュ力低いと難しいかも知れません。が、プレゼンなんて練習すればある程度誰でも出来ます。で、営業って、流暢に喋れる人が売れるってものでもありません流れるように話すけど、結局何言ってたっけあの人?と何も記憶に残らない話をする人と、たどたどしくてもあの人の話は印象に残ったなーって人がいたとします。果たしてどっちがコミュニケーションの目的を達成してるでしょうか?いうまでもなく後者です。そもそも営業は、「自分が喋る」よりも「相手に喋らせてなんぼ」だとも思ってます。顧客のニーズやpain pointを聞き出し、それに対して提案出来ないとダメなので。

 

その4.MRは病院の廊下で何時間も立ちっぱなし

昔はそうでしたね。今は訪問規制が厳しいので、医局の前で何時間も出待ちするのは無理だと思います。ちゃんとアポを取ってから行くので待ちぼうけってことも少なくなったのではないかと。開業医担当だと、診療が終わる時間とか空いてる時間狙うので、普通に待合室に座って待っていても誰も怒りませんし。

 

その5.女性MRは医者にセクハラされるのでは?

私は殆どありませんでした。東京の下町の方の病院だと、接待の時に普通に触られたりしている同期もいましたが・・・私は手を握られたことが2回あるだけ。ほかにも二人っきりで食事に誘われることもありましたが、「先生、私と二人っきりでいるところ見られたらどうするんですか?変な噂立てられたら先生困るでしょ?」と言うと、「確かに誰が見てるかわからんよねぇ・・・」と納得してくれるような先生ばっかりでした。枕営業なんてものも、MRの世界では都市伝説です。芸能界ではありません。枕営業で売れるほど甘くないです。

 

以上、私には営業(MR)が大変だと思ったことは殆どありませんでした。いや、一つだけあった。慣れない車の運転だけは大変でした。あの頃はセダンが主流だったので、結構車体も大きくて、狭い道は冷や冷や・・・首都高の合流も大嫌いでした。

 

で結局何が言いたいかというと、自分の先入観で「この仕事大変そう」とか勝手に決めつけないで欲しい。どんな仕事も楽しいこともあれば嫌なこと、大変なこともあるので。

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大事なことは全て北新地のママから教わった(笑)(北新地は大阪の銀座みたいなところ)

友人に北新地のラウンジのママがいる。

この友人Aは高校卒業してからこのかたずっと水商売を続け、今では高級ラウンジのオーナーママだ。

 

前にAから、「ホステス心得帖」なるものを貰った。ポケットサイズの小さな冊子に、文字通りホステスの心得が書かれている。この冊子、社会人なら必ず通ずる何かが書かれている。実際、ラウンジに来る社長や役員クラスがこの冊子を絶賛して、社員教育用にほしいから増刷して欲しい、と言うくらいだとのこと。

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 「お客様は自分の何か(持ち物・仕事・容姿・人柄・・・)について、それをいち早く認められて誉められたいものである。それが何であるか、早く見つけて、口に出し誉めること。貴方だって、お客様に同じ事をしてほしいではないか。嫌味の無いお世辞は人間関係を良くする。」

 

「お客様とお客様の関係を間違えぬこと。間違えたら、詫びても済まぬ場合が多い。信頼を築くのには時間がかかるが、怒らせるのは一瞬である。」

 

「相手によって応対法を変えよ。賑やかなことが好きな人、静かに話すことが好きな人・・・いろいろである。ワンパターンの接待法では、お客様は飽きてしまう。」

 

このように、営業や接客業の人にとって、ハッとさせられるようなことが書かれている。そして、会社員として成功するために必要な要素が書かれていたりもする。

 

「自分のセールスポイントは何か、よく心得ておくこと。何もなければ月給泥棒である。」

「孤独に耐える強さがないと、必ず何かで失敗する。」

 

ほかにも、生活態度のことにも言及。

「ケジメのある生活をすること。少なくとも「やっぱり水商売の女だ」などと言われぬこと。」

 

「自宅はいつ来客があっても、恥ずかしくないようにしてあること。精神のだらしなさは、部屋の片づけ方に現れる。」

 

「衣類の手入れは丹念に怠らぬこと。洋服や着物を何日も、ワードローブに掛けっぱなしにしないこと。」

 

実際、Aの家はいつ行っても綺麗だし(突撃訪問した時でも)、衣類の手入れも行き届いてる。

 

「店を一歩出たら、世間一般の常識人として通用する人間であること。一目見てホステスと判るような、派手な服装は好ましくない。」

 

Aはこれも実践している人である。一般人よりはややメイクは濃いし、持っている小物がブランド物なので、いわゆる私みたいな堅気(笑)とはちょっと違うが、嫌味のない派手さに収まっている。

 

Aと話していて思うのは、水商売の世界って完全実力主義で、外資とも何か通じるものがあること。売れないホステスはPIPらしきものにかけられて、それでも出来なければクビだ。実際に「あなたクビ」とは言わないが、シフトにだんだん入れてもらえなくなり、本人は自分で察して辞めていくという。

 

Aの店には何度か遊びに行ったこともあるが、Aやナンバーワンのホステスのお客さんとの接し方や場の盛り上げ方を生で見ると、本当勉強になる(私には出来ないが)。見返りを求めて(或いは求めずに)ホステスに色々してあげている男性陣、唸るほどお金を持っている人たちのお金の使い方、Aの異常なまでの美意識の高さ、センス・・・大事なことは北新地のママから教わった。と思う(教わったことを実践できているかは別として。。。)。

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外資系って英語は必須?Part2~外資で英語が出来る人は絶えず努力を続ける~

「英語が出来る」と一口にいっても、そのレベルは様々だ。TOEIC700点レベルなのか、帰国子女レベルなのか、日常会話はそこそこ出来るのか、など。

 

私がここでいう「英語が出来る人」は海外とのテレカンでもある程度は会話が聞き取れ、たどたどしくても自分の意見を言えるレベルかそれ以上の人、としておこうと思う。

 

彼らは英語が出来るが、それでもたゆまぬ努力を続けている人が多い。ある人は、海外に5年住んだ上級レベルの人だが、そんな彼女も毎日CNNを視聴したり英字新聞を読んだりしている。ある人はSkype英会話を、ある人は英会話スクールに通っている。わざわざ皆「私、英語力向上のために毎日これだけ努力してまーす!」なんて言わないが、皆それぞれ陰で努力している

 

私も、「もう英語は十分できるじゃないの、もうやらなくていいんじゃないの?」と周りから言われるが、それでもSkype英会話をやっているし、BBCラジオを聴いたりしている。語学の習得はNever endingだ。どんなに頑張ってもなかなか帰国子女のレベルには到達しない。未だに海外ドラマでも専門用語が多い医療ドラマ(Grey’s Anatomyなど)や弁護士ドラマ(Good Wifeとか)は字幕なしだと全部は聞き取れない。そして、努力をやめた瞬間、語学力はすぐ落ちる。

 

外資系って英語は必須?という記事で、英語はできるにこしたことはないが、入社後に鍛えられるので、やる気があればキャッチアップ可能と書いた(https://gaishi-brilliant-future.hatenablog.com/entry/2019/06/11/120541)。それはそうなのだが、「英語が出来る人」たちですら、これだけ努力しているのだ。殆ど英語ができないレベルの人が、外資系で英語を少しでも使うポジションに行きたい!というなら、最低限やる気は見せてもらいたい。入ってから努力します、ではなくて、今努力してます、というのを見せてほしい。今はそんなに英語出来ないが、「TOEICは受ける度に少しずつではあるが点数が上がっている」だとか「英会話スクールに週3日通ってます」とか、努力してます、というところを見せてほしい。それなら、採用する側も、「この人、今はあんまり実践で英語出来なさそうだけど、入社したら頑張ってくれそうだな」と思える。少なくとも私は、何もしてない人を採用したいと思わない。

 

これ、例えばWebデザインの会社が、Webデザイナーの経験ゼロかつ、Webデザインの勉強もしていない人を雇うか?→雇うわけがない。というのと一緒。

 

努力なくして何も成し遂げることは出来ません。かくいう私、今日は寝坊してSkype英会話を受け損ねたが、BBCだけは見た。明日こそはレッスンを受けよう・・・

 

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「仕事できる人ほどメールは即レス」は本当か?

前職の上司からメールについて以下のように言われた。

①できる人ほどメールは即レス。仕事が出来ない人ほど返信が遅い

②マネージャーたるもの、家に帰ってからも夜一度はメールを確認するものである

 

①は確かにだいたい当てはまる。暇な人ほどレスが遅い。返事が1週間後とかだと、もはやそんな返事要らんわい!と思う。できる人ほど忙しいのだが、忙しいからこそ仕事をハイスピードでどんどん片付けていく癖がついてる。それに意思決定も早い。そして自分のレスが遅いことにより、その分ほかの人の仕事が滞ってしまうこともよくわかっている

 

上のポジションの人からはレスが早いのに、自分より格下の人間からのレスがなかなか来ないと、なめてんのか!と思うときもある。ただ、下の人ほど、自分で能動的に仕事するより、上からの指示で動くため、大量に与えられた仕事であっぷあっぷしてるから遅くなることもあるのだけど。

 

でも、メール1本早く返すだけで、「この人は仕事が早い」と思われるのだから、早く返すにこしたことはない。

 

②私も家に帰ってからもスマホでメールチェックはする。が、いかんせんオンオフの切り替えがしづらいからちょっと嫌だと思うことも・・・長期休暇の時なんかでも、日本人はついつい仕事のメールを見てしまいがちだが、欧米人なんてVacationの間はメールの返信なんて来ない。特にヨーロッパ人。彼らは自動応答メッセージで、「急ぎの場合は、代わりにXXさんに連絡してね♬」と返ってくる。

 

自分が休んでるときも誰かがきちんとカバーしてくれるような状況になってれば、休み中にメール見なくても大丈夫なはずだもんね・・・これからは自分も、「急ぎの場合は、代わりに〇〇に問い合わせてね」と言って長く休めるようにしよう。

 

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英会話学校は無駄か?

英会話学校に行っても全然英語が上達しない、という人も多い。正直、単に普通の英会話学校に行くだけでは難しいと思う。その場ではロープレしたり、テキストに載ってる表現を使った例文を作ったりと、確かにためにはなる。しかし、インプットした知識をアウトプットすることを繰り返さない限り、スピーキング力は向上しない

 

要は、英会話学校で学んだことを実践する場が必要なのだ。では、どうやって日本にいて実践する場を見つけるのか?お金がある人はライザップ英会話とかに行ってとことん訓練してもらえばいいけど、なかなかそんなお金もない。外人の彼氏や彼女を作るのが一番とは言うけど、そもそも外人とどうやって出会うんだ?というところ。

 

私のオススメ

  1. Language Exchange Partnerもしくは外人の友達を作ること(無料のものならTokyometropolis (https://metropolisjapan.com/)のClassifiedsで探すことも可能。 ただ、気を付けて探さないと、変な外人もいますので注意Google先生に聞けば有料でLanguage Exchange Partnerを見つけられるサービスも教えてくれます。)
  2. Meetupに参加するhttps://www.meetup.com/ja-JP/)。知らない方のために説明しておくと、MeetupはLanguage Exchangeはもちろんのこと、スポーツやアート、パーティなど目的ごとに分かれたグループが、毎日どこかでイベントを開催しています。それに参加すれば、外人と繋がることができます。
  3. 駅や観光スポットで困っている外人に話しかける。東京、大阪なんかは特に外国人観光客だらけだ。一人で旅している外国人が、写真撮りたそうにしてたら、「写真撮ってあげましょうか?」を一言聞いてあげることから始めれば良し。一人じゃハードル高いわ!という人は、こんなのもある。英語で勝手にフリーガイド(https://www.street-academy.com/myclass/46831

 

で、話を本題に戻すと、結論は、英会話学校は無駄ではないが、行くだけでは流暢に喋れるようにはなれないです。何事もPractice makes perfect.なので、英会話学校プラスアルファで、英語を話す機会を作ることをしなければ、英会話の上達は難しいです。英会話を始める入り口としては英会話学校は有効ではあります。そして、嫌々やっても続かないので、楽しいと思える学校を探すか、目標を持つこと。

 

ただ、上級レベルになってくると、別の問題が出てきます。それは、英会話学校の講師は分かりやすい英語でゆっくり喋ってくれますが、実際ネイティブスピーカーと話すと、スピードが断然違います。英会話学校の講師の英語が聞き取れても、海外ドラマを観ても字幕なしで観られるようにはならないことに気づくはずです。そこはじゃあどうやって対応してくの?という点は、私も苦労しているところですが、次回以降にお話ししたいと思います。

 

ドレスコード 外資 v.s. 日系

外資と日系のドレスコードはどれくらい違うのか?

超ドメスティックな日本企業に勤めていた時、ドレスコードがめちゃくちゃ厳しかった。もちろんGパン、スニーカーなんてNG、カジュアルな服はダメ。ノースリーブも丈の短いパンツもダメ。男性も毎日ネクタイ着用。で、えーっと、私は一体毎日何を着ていけばいいのやら(汗)着るものがなくて大変でした。

 

私はパンツスタイルの方が多いのだが、とある日系企業では「なんで毎日パンツなの?スカートは履かないのか?」と言われたことがある。何度か言われてしつこいなぁと思い、スカートを履いていったら部長から「いいねぇ、スカート似合うじゃん!毎日そんな服でもいいのにぃ~」と言われた。

 

・・・こういうのをセクハラ、というのだよ。もう10年以上も前の話だけど、外資ではありえない話。

超ドメスティックな日本企業では、結局、膝丈スカートにニット、みたいな所謂OLなコーディネートが一番無難で上司にも睨まれない。趣味でもない、没個性な服を買わなきゃいけないのは嫌である。

 

外資は基本的にはよっぽど露出が激しいとか極端でなければ、後はTPOに合わせて着るものを選べばOK。結果さえ出していれば、不潔な格好してる訳じゃなし、何着て仕事したっていーだろうが!と思う。超ドメスティックな日本企業には私はもう戻れない。

 

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転職しないで済むならしない方が良い

何度も転職してる私が言うのも何ですが、転職しないで済むなら、しない方がいいといつも思う。新しい職場に順応するのは本当に大変でエネルギー要りますから。転職はメリットばかりじゃなく、デメリットも沢山ありますから。
 
でも、私は下記の質問に当てはまる人は、転職したら?と思う。
 
1. もう今いる会社(ポジション)でやり残したことはない。
 
2. 現職に対する不満を解消しようと、何回かトライしたけど、改善するのは無理だと断言できる。
 
これにYesと答えられるなら、転職しても後悔はないと思う。
 
転職のメリットはいっぱいある。給料があがる、ポジションがあがる、より自由な職場環境、よりchallengingな仕事、etc。
 
デメリットは?同僚や顧客との信頼関係を一から構築しなきゃいけない、退職金の面で不利(1つの会社に長くいた方が退職金は多く貰える)、初年度はオファーレターの給料よりは低くなる(実質的に年収ダウン)、思ってた仕事内容と違う!なんてこともある。
 
転職で何を成し遂げたいのか?、現職の不満のどの部分を転職によって最も解消したいのか?を考えて、それでも転職がベストな選択だと思わない限り、私は転職をオススメしない。
 
私は何度も転職してきたが、だからこそ転職することをことさら礼賛しようと思わない。1つのことを長く続けるのも、立派な長所だと思うし、私はそういう人も尊敬している。
 
ただ、ブラックな職場環境で体や心を壊すぐらいなら、一刻も早く抜け出すべきだと思うし、毎日愚痴ばっかり言ってるようなら、考えた方が良いと思う。愚痴を言ってても、何も解決しませんから。
 

 

TOEICは実践では役に立たないのか?

TOEIC高得点取得者でも全然英語がしゃべれない人が多い。本当にビジネスの場で役に立つのか?という疑問をよく聞きます。
 
正直、TOEICのスコアがアップしたからといって、英語が喋られるようになるとはあまり思わない。でも、それは当然。TOEICはリスニングとリーディングにフォーカスしたテストだから。
 
スピーキング力を伸ばしたいのなら、やはり英会話学校に行くなり(Skype英会話でも)、外人の友達を作るなりするのが一番だと思う。
 
ただし、仕事で英語を使う人の多くは、スピーキングではなくて、メールやビジネス文書の作成ではないだろうか。その場合、正しい文法で、正しい表現で文書作成する必要があります。その意味で、TOEICは私は有効だと思っています。例えばTOEICの問題で、インボイスや社内メールなどが出てきます。これは、実際に英語を使うビジネスの場でも出てきます。
 
なので、実践で使えるかと言う観点では、TOEICは無駄ではないのです。
 
そして、TOEICが役に立つもう一つの理由。「私は英語ができます」と言うのをどうやって証明するのか。TOEICはそれを証明する1つの手段です。
 
自分が採用する立場になってみても、英語が必要な職場で、その人の英語力がどれぐらいあるのか知るために、やはりTOEICは参考になると思う。英語の基礎力があれば、ある程度勉強すればTOEICもそれなりの点が取れるはずだから。
 
因みに私のTOEICのベストスコアはほぼ満点です。今までにやった問題集は10冊近いです。「どうすれば高得点が取れるのですか?」とよく聞かれるが、こればっかりは地道に努力するしかありません。
 
元々は、アメリカ留学する時、TOEIC760点以上じゃないと入れないプログラムだったから頑張ったんですがね。何のためにTOEICの勉強するのか、目的がないと続かないと思います。TOEIC高得点取りたい方は何のためにというのをクリアにして頑張っていくのが1番かと思います。

 

日本人の英語プレゼンで「ん?」と思う時

1.  “As you know”, “As I mentioned” を連発する。“

2. Therefore”を連発する。

3. カンペ見過ぎ。

4. ぼそぼそ喋る。

 

1は、日本語だと「ご存じと思いますが」「先ほど申し上げた通り」だと思うが、外人がAs I mentionedなどの言い回しを使っているのを殆ど聞かない。そもそも、As you knowはビジネスの場では正しくはAs you may (might) knowだ。

 

2は書き言葉ではたまに使うが、プレゼンなどではそんなに使わない。どっちかというと、Soを使う気がするが、Soも多用すると変だ。

 

3は慣れない英語プレゼンなので仕方ないが、全部カンペ棒読みは良くない。大事な部分だけでもいいから、聴衆の目を見て、カンペを見ずに話しましょう

 

4も自信がないからわざとぼそぼそ喋ってるような場合もあるようですが、プレゼンですよ、プレゼン!聞いてもらわないと意味ないので。はっきり喋りましょう。

上司に絶対服従!?

外資では、直属の上司に生殺権があるので、直属の上司には絶対服従すること!って書いてある本を見た。「日系企業は業績評価は直属の上司がするが、最終的に異動・昇格などを決めるのは人事部である。一方の外資系は最終的な人事権を持つのは人事部ではなく、各部署の責任者である。なので、直属の上司と険悪な関係にならないように注意すること!」と。

 

えーと、上司に絶対服従って、外資・日系関係ないのでは?基本的には組織においては上司の言うことは聞くもんでしょ。で、人事部ってそんなに権限ありましたっけが?私が勤めた日系企業では、人事部なんてお飾りみたいなもんで、人事権は現場が持ってましたね・・・よっぽど古い体質の銀行とかだと、まだこんな感じなのですかね。

 

上司に絶対服従とは言うものの、直属の上司よりも、その上の上司が自分に目をかけてくれていれば、異動・昇格も有利だし、日ごろの発言権も増す。これは日系・外資関係ないと思う。

 

特に私は生意気な人間なので、直属の上司でも「何じゃコイツは。出来ないヤツだ」と思えば、直属はすっ飛ばしてその上に話を持っていくことだってある実力とポジションは比例しないので、必ずしも出来る人が直属の上司とは限らない。そんな出来ない人の言う通りやって失敗しても、そういう上司に限って責任取ってくれない

 

外資でも日系でも、自分の実力と社内での立ち位置、社内の力関係を見極めて、臨機応変にいけばよいと思います。

選挙:オーストラリアは投票所でバーベキュー

参院選が幕開け、毎日スピーカーで候補者がガーガー言う毎日になりましたので、選挙がらみのネタをと。

オーストラリアの投票率は90%を超える。日本の投票率50%、アメリカの直近の大統領選54.7%と比べると相当高い!その訳は大きく二つあるようだ。一つはオーストラリアでは投票は義務だから。投票に行かなければ、罰金が科される(確か1600円くらい)。そしてもう一つは、オーストラリアでは投票所に行くとバーベキューをやっていて、熱々のソーセージを焼いており、それをホットドッグにして有権者に提供しているという。

 

日本もバーベキューをやれば投票率が上がるかな。

 

参考記事:https://jp.reuters.com/article/snag-idJPKCN0ZK08O

 

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社内公募の真実

社内公募は大きくは下記3つに分類されるのではないかと思う。

 

1.純粋な社内公募(純粋に社内で埋もれているいい人材を発掘する目的)

2.出来レース

3.表向きだけの社内公募(人事向けパフォーマンス。実は外から人材を採用することを決めている)

 

私は1と3を見かけたことがある。1の場合、募集部署のマネージャーは、「社内に適切な人材がいればそれが一番いい。どんな人間か簡単に社内でリファレンスがとれる。外から知らない人を採用すると、面接だけでは見抜けず、入社後に想定外の変な人物だったなんて場合もある」と仰っていた。3の場合は、社内で広く人材を募っているように見せかけて、募集部署のマネージャーは、既に社外の自分の元部下などに声をかけて、引き抜きの用意をしていた。社内の応募者からするとたまったものじゃない。

 

社内公募で見事異動を勝ち取るには1か2の場合だけということになる。私が社内公募に応募する時にやったのは、とにかくつてを辿って、応募前から募集部署にコンタクトすること。公式な社内公募ルートではなく水面下で動くのである。応募前から面談を設定してもらい(事実上の一次面接)、最終面接まで通過して、募集部署が受け入れる準備を決めた時点で、初めて公的なプロセスに乗っかる。残念ながら、私は、最終面接も通過して、さあ後は本部長同士で話を進めてもらうだけ、という段階で、人事異動を凍結されてしまった。なんと、組織の大幅変更が行われることになった為である。

 

だいぶ落胆したが、転職する時に、この社内公募にチャレンジしたことはプラスになった。違う職種へのチャレンジの転職面接の場合、「社内公募でも頑張ったが、こうこうこういう理由で残念ながら、うまくいかなかったんだ」と言えるのは大事。

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ところで、社内公募は通常は、応募の秘密は守られるのが通常だが、そうでない場合もあった。とある会社では、社内公募に応募すると同時に直属の上司に連絡がいくことになっていた。ひどい制度だ。その社内公募がうまく進めばいいけど、ダメだった場合、「こっそり他所の部署へ行こうとした裏切り者」としてその上司のもとで働かなくてはいけない。そんな針の筵といった状況でやっていけるほどメンタルが強い人はいいが、私は無理だ。