外資系で働くということ

外資5社、日系2社で働いてきた私が、外資って実際どうなの?日系との違いは?といったことをメインに、時に関西人独特のユーモアを交えて綴ります。

TOEICは実践では役に立たないのか?

TOEIC高得点取得者でも全然英語がしゃべれない人が多い。本当にビジネスの場で役に立つのか?という疑問をよく聞きます。
 
正直、TOEICのスコアがアップしたからといって、英語が喋られるようになるとはあまり思わない。でも、それは当然。TOEICはリスニングとリーディングにフォーカスしたテストだから。
 
スピーキング力を伸ばしたいのなら、やはり英会話学校に行くなり(Skype英会話でも)、外人の友達を作るなりするのが一番だと思う。
 
ただし、仕事で英語を使う人の多くは、スピーキングではなくて、メールやビジネス文書の作成ではないだろうか。その場合、正しい文法で、正しい表現で文書作成する必要があります。その意味で、TOEICは私は有効だと思っています。例えばTOEICの問題で、インボイスや社内メールなどが出てきます。これは、実際に英語を使うビジネスの場でも出てきます。
 
なので、実践で使えるかと言う観点では、TOEICは無駄ではないのです。
 
そして、TOEICが役に立つもう一つの理由。「私は英語ができます」と言うのをどうやって証明するのか。TOEICはそれを証明する1つの手段です。
 
自分が採用する立場になってみても、英語が必要な職場で、その人の英語力がどれぐらいあるのか知るために、やはりTOEICは参考になると思う。英語の基礎力があれば、ある程度勉強すればTOEICもそれなりの点が取れるはずだから。
 
因みに私のTOEICのベストスコアはほぼ満点です。今までにやった問題集は10冊近いです。「どうすれば高得点が取れるのですか?」とよく聞かれるが、こればっかりは地道に努力するしかありません。
 
元々は、アメリカ留学する時、TOEIC760点以上じゃないと入れないプログラムだったから頑張ったんですがね。何のためにTOEICの勉強するのか、目的がないと続かないと思います。TOEIC高得点取りたい方は何のためにというのをクリアにして頑張っていくのが1番かと思います。