外資系で働くということ

外資5社、日系2社で働いてきた私が、外資って実際どうなの?日系との違いは?といったことをメインに、時に関西人独特のユーモアを交えて綴ります。

外資系企業社員の悩み

自由で合理的。合ってる人には最高の職場。そんな外資な人たちにも悩みは当然あります。私の悩みは、外人の基準で物事を押し付けられること。 

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日本に進出したものの、失敗して縮小・撤退していく会社、いっぱいありますよね。

アバクロ、タコベル、サブウェイ・・・

 

外資に勤めていると、外人たちの基準で良いと思ったものが日本でも売れると思われ、「いやいや、これは日本では売れないよ」って言っても、外人たちが聞きやしない、という悩みがある。

  

アメリカは何でもデカい。家もオフィスもデカいから、そのサイズで輸入しちゃうと、日本の小さな家やオフィスにはうまく入りきらないのだ。頼むからそのキャビネ、小さく出来ないの???ってことがあった。薬なんかだと、錠剤が大きすぎて、日本人だと喉につっかえるだろ!注射剤だと、針が太すぎて、きゃしゃな日本人には注射針が太すぎるでしょ!といったケース。

 

日本企業であれば、こういった繊細なニーズに応えるべくすぐに製品を改良する。が、外資系企業は、本社に言ったところで返ってくる答えはこうだ。「何でヨーロッパでこんなに売れてる製品が日本で売れんのじゃ?お前らの営業努力が足りんのじゃ」。 こんな時、「ああ、日系企業ならなぁ・・・」と思う。でも、全て満足いく会社なんて世の中には存在しないんだし、そこは我慢しかないよなぁ。

 

それにしても、こんな製品売れるかいなっていう製品でも、それなりに売っちゃう日本人営業ってやっぱ優秀だよなぁと思う。