外資系で働くということ

外資5社、日系2社で働いてきた私が、外資って実際どうなの?日系との違いは?といったことをメインに、時に関西人独特のユーモアを交えて綴ります。

会社が買収されちゃった!

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外資にいると、自分の会社が買収、合併されちゃった、ということも起きます。

 

突然、日曜日にCEOから全社員にアナウンスのメールが来て、「当社は○○キャピタルに買収されることになりました。投資を受け入れ、当社がより一層成長するためのチャンスですので、これは喜ばしいことです。現時点では経営陣は引き続きこのまま留任します。社員の皆さんの雇用も守られますので、皆さんは変わらず今まで通りに仕事してください」とのこと。

 

合併買収の話は世間に公表されるまで、一般社員も知らないので、寝耳に水です。

 

上記のように投資ファンドに買われる場合はまだ社員がすぐリストラになったり酷い扱いをされることはありません。しかし、より同業種の自社より大きい会社に買収された場合、話は別。A社が優位な立場でB社と合併することになった場合、劣勢に立たされるB社社員は当然冷遇されます。同じポストが二つ必要な訳ありませんので、B社の管理職は「降格して一般社員として働くか、退職するか、どうされますか?」と迫られる。優秀な人だけは慰留される。

 

自分はまだファンドに買収された経験しかないですが、もし競合他社から敵対的買収を仕掛けられて、「君もう要らない」と言われたら、さっさとパッケージ(退職金など)を貰って辞めます。会社は他にもいくらでもある。

 

周りを見回してみると、突然のM&Aに備える意味もあって、外資の人は普段から必死でスキルを身に付けよう、英語を習得しようという人も多いなぁと思う。