外資系で働くということ

外資5社、日系2社で働いてきた私が、外資って実際どうなの?日系との違いは?といったことをメインに、時に関西人独特のユーモアを交えて綴ります。

小さな会社で働いてみる

大企業と中小企業での働き方の違いについて考えてみました。

大企業だと、組織の中で分業体制になってるし、個人の役割もだいたい決まってるその決められた範囲内で仕事をするのが当然だし、他部署の仕事にまで手を出すなんてことも滅多にない。逆に、ちゃんと住み分けを守れないと空気読めない人、と思われてします。

 

でも、小さな会社だと、分業も何も、一人何役もこなさないといけない。待ってても誰も何も教えてくれないから、自分で動かないといけない。

 

小さな会社に向いてる人は、マルチタスクが出来て、自ら動けて、それが楽しいと思える人だと思う。私が大企業から小さな企業に移った理由は;大企業の縦割り組織にうんざりしてたから。決められた範囲内の仕事しか出来ないうえ、組織も何もかもが全てが成熟して出来上がっている。だから、自分で考えて作っていく、という楽しさもない。そして、誰もが知ってる大企業で働いていることで満たされる承認欲求がないと気づいたから。私も、一時は誰もが知ってる日系企業で働いたこともあるが、自分には小さな会社の方が向いていると思った。

 

大企業から小さな会社への転職を考えてる人は、「どんなことも自分でやる」覚悟で来てもらいたい。「こんなことまで何でマネージャーの俺がやんなきゃいけねーんだよ」とか思うなら、来ない方がいい。あんたがやんないと、他に誰もやってくれる人いないっつーの。本人も「前の会社はこうだったのに」と思ってお互い不幸なのです。特に、人生100年時代?なので、会社員生活が長くなればなるほど、大企業→中小企業というパターンの転職も多くなってくるんじゃないかなーと思ってます。自分は中小企業でやってけそうか、自分の働き方や価値観と合いそうか、よく考えないと転職失敗、なんてことにもなり兼ねないので要注意です。