スピーチってどうしても苦手・・・でもちょっと思考を転換するだけでうまくいく
人前でスピーチするのが苦手な人は多いと思います。私も、うまく喋れなかったらどうしよう、言いたいことがちゃんと伝わるだろうか?笑いを取ろうとして滑ったら…と結構不安になります。だけど、ある時、ほんのちょっと思考を転換するだけで、緊張や不安とうまく付き合えることに気づきました。それは、
1.「完璧に話す必要はない」ということ。
完璧に話せなくても、言いたいことはちゃんと聴衆に伝わる。
2. 緊張や不安を無くそうとしないこと。
(スピーチは誰でも緊張するものだ、と思うようにすること。)
1.多くの人が、人前で話をする時、こう思うでしょう。
人前では上手に話さなければならない。
カッコ悪いところを見せるべきではない。
しかし、こう思うと余計に緊張するだけなのです。完璧に話せなくても、自分の言いたいことは意外と相手に伝わってます。「~すべきである」「~しなければならない」と自分にプレッシャーをかけるのではなく、「出来れば~できたらいいな」「~出来るに越したことはない」と言い換えてみると良い、と。これは、とあるスピーチ教室で学びました。
そのスピーチ教室では、お題を与えられて即興で人前で話す練習をします。いきなり振られた話題で、練習する時間もない状況。完璧に話すなんてまず無理です。スピーチの後で皆さんからフィードバックを受けるのですが、そこから、完璧に話せなかったのに、ちゃんと自分の伝えたかったことが受け手に伝わっていることが分かります。この練習を何セットかやって、「自分の最も言いたい事にフォーカスして話せば、完璧に話さなくても、ポイントはちゃんと伝わる」ことが確信できました。
2.人は誰しも緊張するものです。一流のピアニストでも、あのイチローでも緊張します。とある一流ピアニストは大舞台でどうしても緊張してしまうので、ある薬を服用しています。その薬は本来は頻脈傾向にある高血圧の人が服用する薬なんですけど、これを飲むことで心拍数を抑えられるのです。旦那さんが医者なので、その薬を出してもらっています。
イチローやピアニストでも緊張するんだから、私も緊張して当たり前、と開き直って臨めば、結構気持ちが楽になりますよね。それに、よほどの大舞台でもなければ、ちょっと失敗しても失うものは何もありません。これ以上準備しようがないだろうってくらい準備して、それで失敗したらもうしょうがない、そして、多少の緊張は誰でもするものよ、と思って臨めばそんなに怖いものはない。