外資系で働くということ

外資5社、日系2社で働いてきた私が、外資って実際どうなの?日系との違いは?といったことをメインに、時に関西人独特のユーモアを交えて綴ります。

これからはAIが通訳・翻訳するから英語は勉強しなくて良いという意見に対して。

最近の翻訳ソフトの精度はめちゃくちゃ高いですね。弊社も色々使ってますが、最近デモをやってもらった会社の翻訳ソフトの精度はかなり高く、もう人のチェックすら要らないくらいです。

Googleですらどんどん精度が上がって来てますよね、私も下訳をGoogleに任せて、だいぶ楽をさせてもらってます。

 

もう5年ー10年後には、英語は自動通訳・自動翻訳で事足りるようになっているのかもしれないとすら思います。だから、もう英語は勉強する必要ない、と言う人もいます。でも、私はそうは思わないです。

 

理由は、

 

一つ目は、私は全てをロボットに任せるのではなく、大事な部分は自分の言葉で伝えたいです。ビジネスの場で外国人と話す時、ロボットに全て頼ってる人と、自分の言葉で話せる人、どちらの人をリスペクトしますか?どちらの人から物を買いたい、もしくは提案を聞いてみたいですか?私は自分の言葉で熱意をもって説明してくれる人から買いたいです。

 

二つ目は、英語を勉強する、英語を使って外国人と仕事をする、というプロセスで得るものは多いです。その経験は、やったことがない人を確実に凌駕します。

 

三つ目は、自動翻訳をするにしても、AIの訳が100%正しいことはありません、常に人間がクオリティをチェックして、AIに学ばせる知識をインプットしなければなりません。英語が出来ない人には、AIが出してきた訳が正しいかどうかすら判断出来ませんし、ましてや、AIに学ばせる知識のインプットも出来ません。英語を学んだ人と学ばなかった人、どっちの人に仕事が残るか、言うまでもありません。

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英語は(中国語や他の言語も)、もうAIがやるから勉強する必要はない、という人はただ自分がめんどくさいからやりたくないだけの人だと思っています。もちろん、そこの分野はもうAIに任せて、自分の得意分野は他にある、というのならともかく、そうでないなら、勉強する必要はない?→それは違いますよ、と言いたいですね。

 

どんな分野でも、AIやロボットには出来ないことがあります。付加価値を付けられれば、その人の仕事はAIやロボットに奪われることはないと思います。

 

せめて、英語を頑張って勉強している人に対して、これからAIがやるからやる意味ない、とか言うのはやめてもらいたいなーと。

 

またしても辛口な記事を書いてしまいました。

ここまで読んで下さりありがとうございます。いつも☆を付けてくれたり、コメントやブックマークしてくれる皆様、いつも感謝しております!